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Q 過去の精神科通院履歴を会社に申告しなかったら過失相殺?(労働問題)

2014年03月25日

今朝の新聞で,過重労働でうつ病になった場合,過去の精神科通院履歴を会社側に申告していなかったことが過失相殺に当らないと最高裁が判断したとの記事を見つけました。

そこで,裁判所の判例検索サイトでその判例(平成26年3月24日判決)を読んでみました。

事案は,過重労働でうつ病になった社員が会社に解雇無効と損害賠償を求めたというものです。

争点は,会社員が過去の精神科通院歴などを会社側に申告していなかったことが社員側の過失相殺にあたるかです。

最高裁は,過失相殺を認めて損害額の2割を減額した高裁判決を破棄しました。

その理由は,当該社員が体調不良を会社に伝えて相当の日数の欠勤を繰り返し,業務の軽減を申出をするなどしていたものであるから,会社は,そのような状態が過重な業務によって生じていることを認識し得る状況にあり,その状態の悪化を防ぐために当該社員の業務の軽減をするなどの措置を執ることは可能であったということです。

すなわち,最高裁は,会社側が会社員の状態を認識し得る状況にあったことを理由にしているので,過去の精神科通院履歴を会社側に申告しないことが常に過失相殺に当らないとまでは言っていません。

しかし,このような最高裁が出た以上,会社としては,健康診断を形だけ行うのではなく,健康診断で社員の健康状態をきちんと把握するように注意する必要があります。


Q 過去の精神科通院履歴を会社に申告しなかったら過失相殺?(労働問題)

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Posted by 神戸三田法律事務所 at 23:37 │法律【労働問題】

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